一般社団法人 日本脳神経外科学会 第81回学術総会

プログラム

文化講演

  • 工藤 公康 氏 (元プロ野球選手・監督)
  • 宮嶋 泰子 氏 (一般社団法人カルティベータ 代表理事、スポーツ文化ジャーナリスト)

特別講演

  • 尾身  茂 先生 (独立行政法人 地域医療機能推進機構(JCHO) 理事長)
  • 北川 雄光 先生 ((一社)日本消化器外科学会 理事長)
  • 宮本  享 先生 ((一社)日本脳神経外科学会 理事長)

海外招待者

  • Ajith Thomas
    (Department of Neurological Surgery Cooper University Health Care Chair and Neurological Surgery Cooper Medical School of Rowan University, USA)
  • Hugues Duffau
    (Department of Neurosurgery, Gui de Chauliac Hospital, Montpellier University Medical Center, and Team “Plasticity of Central Nervous System, Stem Cells and Glial Tumors,” Institute for Neurosciences of Montpellier, Montpellier, France)
  • Jialing Liu
    (Neurological Surgery Principal Investigator, Brain and Spinal Injury Center and the Cerebrovascular Research Program, University of California, USA)
  • Juan C. Fernandez-Miranda
    (Department of Neurological surgery, Stanford University Medical Center, USA)
  • Khalid Hanafy
    (Neurology, Marcus Neuroscience Institute Boca Raton Regional Hospital and Biomedical Sciences Florida Atlantic University, USA)
  • Denis Le Bihan
    (Founding Director of NeuroSpin, CEA, France)
  • Michael Weller
    (Department of Neurology and Brain Tumor Center, University Hospital Zurich and University of Zurich, Zurich, Switzerland)

特別シンポジウム「不易流行」

本学術総会では、脳神経外科全体に現在横たわっている問題で、脳神経外科医全員に考えていただきたい10のテーマを特別シンポジウム「不易流行」としてとりあげ、多くの他領域のシンポジストにもご参加いただき、議論を深めていただきたいと思っております。

1. 脳神経外科を俯瞰する:各領域の未来予想図

本学術総会のテーマは上記したように「変わること 変わらなければならないこと 変わってはいけないこと ~不易流行~」です。今シンポジウムでは脳神経外科学会の各領域の関連学会を2023年に主催する会長の方々に、各領域の未来予想図を述べていただきます。具体的には、「今後10年くらいで何が変わるのか それに対応してわれわれは何を変わらなければならないのか 一方変わってはいけないことは何なのか」を会員に対して、ご教示いただきます。

2. トップジャーナル掲載への道

脳神経外科医として脳神経外科領域の一流学術誌に英文論文を掲載させることは大変な努力が要りますが、さらにその上のimpact factor 10以上の総合医学学術誌、総合科学学術誌あるいは総合学術誌に掲載させることは至難の技です。本シンポジウムでは脳神経外科医として、これを達成された方々にその意義、ノウハウそして掲載までの道筋を伝えていただきます。

3. In-house独自研究発展のために:考え方と方法

本邦では現在、多施設共同研究、トランスレーショナル・リサーチ、あるいは AIを使った研究等が盛んであり、もちろん資金、機器、人材が豊富であれば可能です。一方で、これだけが研究ではありません。アイデア次第では、最低限の資源でも大学に限らず自施設内で独自研究を立ち上げ、これを発展させることができるはずです。本セッションではIn-house独自研究を立ち上げ、発展させるための考え方と方法を議論していただきます。

4. バイオインフォマテイクスの現状と臨床応用

近年の生命科学と情報科学の急激な発展でつくられた融合分野にバイオインフォマテイクスがあります。最近は、臨床にも導入されつつあります。しかし、われわれ脳外科医の多くは、名称は知っていますが、まだまだこの分野になじみが薄く、その本質をつかめないでいます。また、どのように臨床に応用されているあるいはされつつあるのかも理解していません。本シンポジウムではバイオインフォマテイクスの現状と臨床応用を脳外科医にも理解していただくことを目的とします。

5. 脳神経外科領域における人口知能の役割

人工知能(artificial intelligence: AI)とは、計算という概念とコンピュータという道具を用いて知能を研究する計算機科学を示し、最近医学研究にも導入されております。しかし、まだまだ臨床医には理解しがたいこともあります。本セッションでは、臨床医、特に脳神経外科医がAIを開発あるいは利用して研究を行う意義について議論していただきます。

6. 脳神経外科領域における希少疾患の臨床データ収集と活用

脳神経外科領域では、日常診療において多くの種類の希少疾患を扱います。しかし、本邦においてその詳細な臨床データ収集と活用はまだ十分に行われていません。これらの疾患の臨床データ収集と活用は疾患そのもの疫学あるいは治療成績を明らかにできると同時に問題あるいは新たな研究のseeds抽出にもなり得ます。さらには、希少疾患に対する治療の中央化あるいは均てん化にもつながります。本セッションでは現時点で臨床データ収集と活用が計画されている希少疾患事業の紹介、およびそのために必要な体制あるいは手段について議論していただきます。

7. わが国におけるcadaver surgical training (CST)の現状と課題

CSTの実施は最近10年間で急激に件数が増加し、それに伴い倫理面を含め種々の問題が出てきております。また脳神経外科によるCST実施数は、整形外科、外科についで3番目に多く、その責任も重大です。CST推進委員会では厚生労働班会議として「献体による効果的医療技術教育システムの普及促進に関する研究」というWGも組織して活動しております。 このような状況の下,本シンポジウムでは、脳神経外科学医に対して,CSTの適正実施のための周知を広く行うことを目的として議論していただきます。

8. メデイカルコントロール再考:脳神経外科医の役割

循環器病対策基本法の施行を経て、脳卒中が疑われる傷病者の搬送基準や搬送先選定についても、脳神経救急担当医間の連携および救急隊員と連携するシステムが求められるようになりました。本企画ではメディカルコントロール(MC)体制を改めて確認するとともに、頭部外傷や脳卒中診療に関わる一般的な脳外科医がMCシステムの中で果たさなくてはならない役割を示していただきます。

9. 重度意識障害患者の急性期及び維持期医療は今

重度意識障害患者の急性期及び維持期医療に関しては、最近ACPの議論もあり、学会による複数の提言やステートメントが出されております。一方、法的脳死臓器移植も国では大きく変えようとしています。また、古くて新しい問題として、遷延性意識障害患者に対する医療をどうするかの問題もあります。本シンポジウムではこれらの重度意識障害患者医療に関する諸問題を議論していただきます。

10. 迫りくる「医師の働き方改革」に対応するために

「医師の働き方改革」は2024年に施行されます。その前の手続きとして、2023年までに行わなければならないことは、各医療施設において「時短計画の作成」→これを「医療機関勤務環境評価センター」に提出し第三者評価を受審→都道府県による特例水準医療貴科の指定、です。現在各脳神経外科施設では「時短計画の作成」に取り掛かっていると思われますが、これまでの脳外科医の働き方をいい意味でも悪い意味でも根本から考え直す必要があります。本セッションでは前向きに脳外科医の働き方をどう考えればいいのかを議論していただきます。

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